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XPのライセンス判別方法

 XPには大まかに分けて3種類のライセンス形態がある。

リテール一般ユーザー向けに小売り(retail)されているWindows製品。
 FPP(Full packaged product)- 新規インストール用。
 アップグレード - Windows 98/Me/2000からのアップグレード用。
OEMPCにプリインストールするためのもの。SLPとDSPがある。
 SLPはメーカー製PCのプリインストール用途。
  (System Locked Pre-installation)
 DSPはショップブランドPCや自作PC用。
  (Delivery Service Partner)
VLボリューム・ライセンスは企業向けに大量にインストールするためのもの。

CDのボリュームラベル

 インストールCDのボリュームラベルで判別できる。
 SP種別+エディション+ライセンス形態+言語という順になっている。

 例)WXPFPP_JA = WX(SPなし)+P(Professional)+FPP(リテール版)+_JA(日本語)

SP種別
SPなしWX
SP1XRM
SP1aX1A
SP2VRM
SP2 (2006年リテール)VX2
SP3GRTM
MCE2005MRM
エディション
HomeH
ProfessionalP
ComboPH
ライセンス形態
リテール版FPP
アップグレード版CCP
OEM版OEM
VL版VOL
言語
英語     _EN
日本語_JA

CD中のSETUPP.INI

 インストールCD中の \i386\setupp.ini の内容でも判別できる。こんな感じのテキストファイルだ。

[Pid]
ExtraData=736D6465697968746471A72EC8714A
Pid=55383000

MPC

 Pidの先頭から5桁が Microsoft Product Code(MPC)で、製品の種類を示している。

MPC製品
55830XP Home Retail
55383XP Professional Retail
55384XP Professional Upgrade
76494XP Professional OEM
76494XP Media Center Edition 2005
00707Home Retail SP3 (再生中古PC用)

 リテール版のCD-ROMを使うと、クリーン・インストールと98/Me/2000からのアップグレード・インストールの両方が可能だ。だが、OEM版のCD-ROMはクリーン・インストールしかできないように機能制限されている。OEM版のCD-ROMしか手元にないのにアップグレードを行いたい場合は、このMPCをリテール版に変更したCD-Rを作ることで、アップグレード・インストールが可能になる。

CID

 Pidの下3桁が Channel ID(CID)で、どのようなプロダクトキーを受け付けるかを決めている。

CIDライセンスキー
000リテール版
270VL版
OEMOEM版

Pidの例

  • 55383000 - Professional リテール版
  • 55383OEM - Professional OEM版(X32プリインストール)
 Pidを変更してもXPのアクティベーションをバイパスできるわけではない。例えばVL版に変更したとすれば、アクティベーションには有効なボリューム・ライセンスのプロダクトキーが必要になる。

インストール済みのXP

 インストール済みのXPのラインセンス種別を判別する方法。

マイコンピュータ

 マイコンピュータのプロパティを見ると、使用者(Registered to)の3行目に、プロダクトIDが表示される。その形式は、xxxxx-yyy-zzzzzzz-zzzzzになっており、xxxxxがMPC、yyyがCIDである。

マイコンピュータのプロパティ

レジストリ1

 コマンドプロンプトからプロダクトIDを表示する方法。

reg query "hklm\software\microsoft\windows nt\currentversion" /v ProductID

レジストリ2

 レジストリエディタを使って HKLM\SYSTEM\Setup\Pid\Pid にPidが保存されている。


参考サイト

xp-licence.txt · 最終更新: 2019/06/19 01:07 by admin

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