ライセンス認証とWGAの回避は可能か
XPのライセンス認証(アクティベーション)やWGAは回避できるのか。ちょっと実験してみた。
WPA.DBLのバックアップ
- XPを再インストールする前に、%SystemRoot%\system32\wpa.dbl(とwpa.bak)をバックアップする。
- XPの再インストール時には、アクティベーションは行わない。
- セーフモードで起動して、wpa.dbl(とwpa.bak)を%SystemRoot%\system32に戻して再起動。
上記の記事に限らず、WPA.DBLファイルをバックアップする方法はあちこちで紹介されているが、筆者はこの方法を一度も成功させたことがない。WPA.DBLをコピーバックして再起動させたとたんに、即時のアクティベーションを要求されるようになってしまう。記事が書かれた当時は有効だったが、今は対策されてしまったのか、それとも何か条件を満たしていないのか・・・。
様々なクラッキング手法
ネット上には、アクティベーションやWGAを回避するための様々な手段が公表されているが・・・。
レジストリ1
レジストリエディタや.regファイルを使って、HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\DigitalProductId(およびLicenseInfo)の書き換えをする方法。
これは、レジストリに保存されたアクティベーション情報を復元する手段なのだろうが、Microsoftによって既に対策済みのようで、レジストリエディタを使ったDigitalProductIdの書き換えはできなくなっている。レジストリエディタ互換のソフトを使っても、やはり書き換えはできない。おそらくAPIレベルで対策されているのだろう。
レジストリ2
- レジストリエディタで HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\WPAEvents を開く。
- OOBETimerの16進値を特定の値に書き換える。
- WPAEventsを右クリックして「アクセス許可(P)」…を選ぶ。
- グループ名またはユーザー名から「SYSTEM」を選び、「フルコントロール」の拒否をチェックして「OK」。
アクティベーション期限日のデータを書き換え、さらにそれを書き換え不能にすることで、アクティベーション済みだと偽装する方法。これもMicrosoftによって既に対策済みで、「アクティベーション済みになったようだ」と安心していると、30日後(あるいは60日後)の期限日に、突然アクティベーションを要求される(「機能制限モード」になる)、という罠に落ちる羽目になる。
hostsファイル
テキストエディタを使って %systemroot%\system32\drivers\etc\hosts ファイルに、下記の1行を付け加える。
127.0.0.1 mpa.one.microsoft.com
WGAがサーバーにアクセスしようとするのを、自分自身にリダイレクトする、という手法。もちろんMicrosoftによって対策済みで、効果はなくなっている。
参考サイト
- 3 Tips to Make Your Windows XP Genuine (techmaish)
Permanent Method to Crack WGA and Patch Windows XP (inc MCE) or 2003 as Genuine (MyDigitalLife)(削除済み)- WGA_v19400.rar (direct) (chomikuj.pl)
- WPatcherP5575987 (github.com)