Only Neat Thing

たったひとつの冴えたやり方

ユーザ用ツール

サイト用ツール


unattend-txt

UNATTEND.TXT

UNATTEND.TXT および WINNT.SIF のフォーマット。

[Unattended]

UnattendMode

無人セットアップのモードを定義する

文法UnattendMode = DefaultHide | FullUnattended | GuiAttended | ProvideDefault | ReadOnly
DefaultHide
 応答ファイルで指定した応答をデフォルト値として入力する。UnattendMode = ProvideDefault としたときと違い、特定のセットアップページについてすべての応答が応答ファイルに記述してあれば、そのページをエンドユーザーに表示しない。そのページの一部の応答しか記述してなければ、与えられた応答が表示されたページは表示され、ユーザーは表示されたページのすべてを変更できる。
UnattendModeが指定されない時のデフォルトである。
FullUnattended
 完全無人セットアップを指定する。応答ファイルに必要なセットアップ応答が記述されてなければ、セットアップはエラーとなる。
有人セットアップの場合には、不適切に署名されたハードウェア・ドライバーは警告ダイアログを表示させる。UnattendMode = FullUnattended とした場合には、セットアップは適切に署名されていないハードウェア・ドライバーをインストールしない。
完全無人セットアップのシナリオで使う。
GuiAttended
 GUIモードでのセットアップだけ有人セットアップにする。これが指定された場合、エンドユーザーはセットアップを終えるためには、GUIモード部分のすべての質問に答えなければならない。
テキストモードのセットアップだけ自動化するので、プリインストレーションのシナリオに使う。
ProvideDefault
 応答ファイルでデフォルトの応答を指定する。この場合、セットアップはデフォルトの応答をエンドユーザーに表示し、その値が不適切な場合にはエンドユーザーが変更できる。
プリインストレーションのシナリオで、コンピューターをセットアップする人がデフォルト値を変更できる(特にネットワークオプション)ようにするとき。
ReadOnly
 セットアップのページに応答が指定されていれば、その応答を変更不可としてエンドユーザーに表示する。ProvideDefaultと違い、応答ファイルにそのページのすべての応答が含まれていれば、ページは表示されない。であるが、DefaultHideとも違い、エンドユーザーは表示されたページの新しい応答だけ指定できる。
ページの特定の応答だけ強制したい場合に使うシナリオ。
デフォルトDefaultHide
UnattendMode = FullUnattended
コメントこのエントリを指定しなかった場合のデフォルト値はDefaultHide。このエントリを指定した場合は、必要な応答が指定されようとなかろうと、テキストモードのセットアップは完全に自動化される。

OemPreinstall

セットアップが、ディストリビューション・フォルダのファイルをインストールするかどうか

文法OemPreinstall = Yes | No
Yes
 セットアップは \platform\$oem$ フォルダ(訳注:たぶんI386\$OEM$フォルダ)の中のサブフォルダとファイルをコピーする。
No
 セットアップはこうしたファイルのコピーをしない。
OemPreinstall = Yes
コメントOemPreinstall = Yesとした場合は、NTUpgradeはYesにしない。
OemPreinstall = Yesとした場合は、無人インストールはウェルカムページで自動的に停止する。このセットアップをファクトリー環境で避けるためには、OEMSkipWelcomeを1にする。OEMSkipWelcome = 1でコンピューターを出荷してはいけない。むしろ、顧客にコンピューターを出荷する前に、Sysrep.infファイルのOEMSkipWelcomeを0にしておくべきである。

TargetPath

Windowsがインストールされるフォルダを指定する。

文法TargetPath = * | target_path
*
 セットアップはインストール先として、ユニークな(他と重ならない)フォルダ名を生成する。
target_path
 指定されたフォルダにインストールする。
TargetPath = *
コメント * はセットアップがインストール先として、ユニークな(他と重ならない)フォルダ名を生成するように支持する。フォルダ名は通常 Windows になるが、それがすでに存在している場合、セットアップは Windows.x (ここでxは0, 1, … 999)というフォルダが存在していなければ、そこにインストールする。
パスは8.3形式のファイルネームでなければならない。target_pathはドライブレターを含んではならない。ターゲット・ドライブを指定したい場合、Winnt32.exeのコマンドライン・スイッチ /tempdrive を使わなければならない。
unattend-txt.txt · 最終更新: 2019/12/05 00:38 by root

Donate Powered by PHP Valid HTML5 Valid CSS Driven by DokuWiki