======XPのライセンス認証======
=====XPのライセンス認証=====
XPではインストール後に**ライセンス認証(アクティベーション)**を行うように要求される。アクティベーションをせずにに使える期限は30日であることが多いが、60日という場合もある。この期間中を過ぎるとXPが「**機能制限モード**」になり、アクティベーションを済ますまで通常のログインができなくなる(セーフモードでの起動はできる)。
ハードウェアの変更を行うと、再びアクティベーションを要求される。この場合には猶予は3日間しか与えられない。そのあたりは下記のサイトに詳しい。
* [[http://dennou.stakasaki.net/noinst_activation.html|WindowsXP 再アクティベーション編]] (電脳もの)
アクティベーションが済んでいるかどうかは、下記のコマンドで確かめられる。
%systemroot%\system32\oobe\msoobe.exe /a
{{ xp-activated.jpg?nolink |}}
**「ライセンス認証の手続きは既に行われています」**と表示されればアクティベーション済みだ。
====アクティベーションの実行====
ライセンス認証(アクティベーション)を行うには、上記**OOBE.BAT**を実行すれば良い。あるいは、**スタート**→**すべてのプログラム**→**アクセサリ**→**システムツール**→**Windowsのライセンス認証**。アクティベーションが未実施なら、このような画面が表示される。\\
{{ ::oobe-1.png?nolink |Windowsのライセンス認証}}
インターネット経由での認証を選ぶのが無難だ。
{{ ::oobe-2.png?nolink |}}
XPのユーザー登録をするかどうか。
{{ ::oobe-3.png?nolink |エラー45090}}
インストール時に入力したプロダクトキーがマイクロソフトのライセンス認証サーバーでブロックされている場合は、**エラー45090**が表示される(承認されていないプロダクトキー)。プロダクトキーを紛失したからといって、ネットで見つけたキーを使ってインストールすると、このエラーになる。海賊版だと見なされたわけだ。
{{ ::oobe-4.png?nolink |エラー45092}}
同じプロダクトキーで複数のPCにインストールすると、**エラー45092**になる。実際に確かめてはいないが、
* 3ヶ月以内に2回以上アクティベーションすると、次回はエラー45092になる。
* 120日以上経過すると、ライセンス認証サーバーで情報が削除され、インターネット・アクティベーション可能になる。
とのことである。
Microsoftの表現によると、「Microsoft アクティベーション クリアリングハウス システムでは、**自動的にアクティベーションがインターネット経由で 1 年に 4 回まで、かなり相違しているハードウェア上でも許可されます**」となっている。\\
その他、アクティベーションの細かな情報は、下記を参照。\\
* [[https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb457054.aspx|Windows XP プロダクト アクティベーション]] (microsoft)
エラー45092になった場合、[[windows-product-key-update-tool|Windows Product Key Update Tool]]を使っていったん別のプロダクトキーに変更し、再び同じツールを使って元のキーに戻すとアクティベーションされる場合がある。
=====機能制限モード=====
期限日を過ぎてもアクティベーションをしていないと、XPは「**機能制限モード**」に入る。ログイン時、「Windows 製品のライセンス認証」というダイアログに、「**ログオンする前に、このWindowsのライセンス認証の手続きを行う必要があります。今すぐライセンス認証の手続きを行いますか?**」と、メッセージが表示される。
{{ ::activation.png?nolink |}}
「はい」を選べばアクティベーション画面に移る。「いいえ」を選べば、すぐにログアウトされてしまう。つまり、アクティベーションしなければWindowsを使わせないぞ!、というMicrosoftの意志を感じさせるダイアログだ。\\
セーフモードでのログインはできるので、USBメモリなどにファイルを取り出すことはできるが、アクティベーションしない限り機能制限モードから抜け出すことはできない。